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アンチエイジング ワールドインタビュー
最新アメリカ流アンチエイジング  
NY、ビバリーヒルズ

NY、LAの外科臨床研修を経てUCLA形成外科を日本人として初めて卒業。
当時米国で唯一の日本人形成外科認定専門医で東京初のバイリンガル対応クリニックをオープンさせた
ロバート・カツヒロ・クレ氏に最新のアメリカ流アンチエイジング事情について伺いました。

Dr.ロバート・クレ プロフィール

Dr.ロバート・クレ

アメリカ形成外科専門医
アルバートアインシュタイン医大専門医課程修了UCLA形成外科チーフレジデント
UCLA形成外科専門医過程修了
元アメリカ形成外科医協会正会員
アメリカ形成美容外科医協会正会員

著書
「ビバリーヒルズ流アンチエイジング」 「あなたが変わるボトックス」 文芸社
「New You with Botox」(英文著書)

PLAZAクリニック
東京都渋谷区広尾5-5-1いがらしビル4F
TEL:03-5475-2345
営業時間:11:00〜20:00年中無休
詳細はこちらまでURL:http://www.plazaclinic.jp

 

東京、NY、ロサンゼルスを行き来し、3都市のアンチエイジングや「人の美しさ」
実感されているというのが大変興味深いのですが、
具体的にはどういうところがそのように感じられるのでしょうか?

-- ロサンゼルスからお聞かせ願いますか?

- ロサンゼルスは、「美」に対する考え方が他の都市とは、かなり異なります。必要に迫られて何らかの施術をするというよりは、自ら積極的に「若さと美」を保つか、改善するために治療を受ける人が目立ちます。この地では美しいといわれるための条件が最低2つあります。

まず、一つは歯並び。これが悪いとその人の育ちや教養まで問われかねません。ほとんどの人は幼少時代から歯科矯正を受けます。

もう一つはバストの大きさ。ごく普通の男性やOLが日常会話のなかでもこのことを話題にします。 ロサンゼルスは一年中気候が温暖で、衣服も薄く、ボディラインが目に付くためかもしれません。
それから、化粧をしている女性は少なく、素肌と引き締まったボディがファッションの重要なポイント。したがって、脂肪吸引をする人が多いです。

-- 日本人の歯に関する審美眼はまだまだ低いですね。
歯の美しさが、品位や健康にしているかを考える人は少ないのが現状です。
ロサンゼルスでは、男性も美意識が高いと聞きますが、実際はどうなのですか?

- はい、男性が積極的に美容治療を受けているのもロサンゼルスの特徴といえます。
映画などのエンターテインメント産業が盛んということだけでなく、一般の人々の美意識もかなり高くアンチエイジングのあらゆる手法を用いて、「限られた人生を有意義に送りたい」という願望を強く感じる都市でもあります。
離婚、再婚が日常茶飯事時で、就職にも容姿が影響する土地柄。サプリメントやアンチエイジング専門のクリニックが多く、このような医療文化の「発祥地」だという自負を感じます。

-- ロサンゼルスは美容医療におけるアンチエイジング先進国のようですね。
それでは、次にNYはどうでしょうか?

- ニューヨーカーの「美」に対する考え方はロサンゼルスなどとはかなり異なります。
ニューヨークではロサンゼルスと違って、内面的な充実度、知性などが尊重されます。大西洋に浮かぶ「島」ですから四季があり、時には気候が厳しく、秋から春先までは重衣料、メイクに凝り、ジュエリーをしている人が目立ちます。

30代から40代以上のしわ取りが盛んで、例えばオペが必要なフェイスリフトや、部分的なたるみ取り、ボトックス治療などがあります。 肥満やバストに関するオペ治療はロサンゼルスほど盛んではありません。

-- お話を伺うと、ロンドンやパリなどのヨーロッパ都市と似ているように思いますが、いかがですか?

- はい、冬の気候が厳しいこの地では人々が家の中で過ごすことが多く、読書時間が長く、ミュージカルや美術館鑑賞を楽しむ文化で、外見より内面、つまり知性美を尊重する傾向が強い印象です。
ニューヨーカーはロサンゼルスに好まれる派手な美容治療は受け入れられない傾向にあります。

-- なるほど、やはり伝統的なヨーロッパ文化に基づいた傾向のようです。
最後に、東京はどうでしょうか?

- かつてはファッション、美の受信地だった東京。最近では発信地へ様変わりしつつあるようです。欧米のメディアやシンクタンクは、日本の若い女性の関心事、ファッション、さらにはお金の遣い方まで研究していると言われています。
それが次世代の諸外国のそうした文化の方向性や経済までも影響を与えることがあるからと言えるのではないでしょうか。

美容施術だけに限って言うならば、プチ整形などの切らない施術が中心で、オペでは、ミニリフトなどなるべく傷を残さない方法、回復の早い方法を好みます。
アメリカ人のように3週間も術後休むことが出来ないというのが実情。そういう意味ではボトックス、ヒアルロン酸、サプリメント、美顔、美白、レーザー治療などは今後も主流となるでしょう。最近は変わりつつあるようですが、歯並びを気にしない人が北米と比べて多く感じます。

-- 日本人は他のアジア国と違って、生まれ持っての顔立ちを大きくかえることや、人工的なことを極端に避ける傾向が30歳代以上の人には多く見られます。
ただ、20歳代になると大分違ってきてはいると思いますがいかがでしょうか?

- 以前はファッションやメイクでのおしゃれについて、メディアに躍らされていることを海外では懸念していましたが、昨今では、若い世代に変化をみることができます。日本の若い世代が創るファッションの発想は斬新的で、世界に向けて、好い刺激になっているようです。
今でも変わらないことと言えば、日本人がブランド品を好むこと。
アメリカ人は一般の人はブランド品をほとんど身に着けませんし、自分に合った個性あるファッションや色使いのセンスを感じます。

インタビュー&ナビゲーター
大津美彩緒

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