アンチエイジング

また、毎日の生活（規則正しい生活や食事、運動、スキンケアなど）が、想像以上に大切なことも認識しておかなければなりません。
クレンジングや洗顔は、正しい方法をマスターしている人が驚くほど少ないのが現状です。肌の健康にとって非常に大切なものですので、機会をみつけて、正しい洗顔法を学習してみておいてください。

クリニックでの治療は、治療内容や体質によって効果やダウンタイム（腫れるなど、一時的にでるマイナスの症状）に違いがでます。
現在の治療用の機械は、ダウンタイムがほとんど出ないタイプのものが数多くあり、普通の主婦やＯＬさんが気軽に治療を受けられる反面、機種や治療法が沢山あり　どれにしたらいいのかわかりづらいところもあります。
それぞれの機械の違いや、自分の肌やライフスタイルに合った治療法の選択は、お肌の主治医によく相談し決めることが大切です。
　現在、ダウンタイムが少なく効果の面で優れているのは、以下の治療法といえるでしょう。
＊しみ：レーザー治療と外用（美白用軟膏）
＊しわ：注射療法。初期のしわはレーザーも効果的
＊たるみ：ＲＦまたは引き締め用レーザー治療
＊にきび跡：ダイヤモンドピーリングまたはにきび跡用レーザー＋注射療法
＊毛穴：ダイヤモンドピーリング＋毛穴引き締めレーザー
＊肌の老化全般：光治療またはレーザー治療、ケミカルピーリング
これらはあくまで1つの指標であり、その方のライフスタイルや肌質により治療法は異なります。

肌のアンチエイジング治療は、1回良い状態になると年に1〜2回のフォローでその良い状態を継続できることが多いので、維持するのは比較的難しくありません。
普段、診療をしていると、50代以上の方が「すごく気になっていたけれど、美容皮膚科がどんな所かわからず、怖くて受診できなかった。こんなに普通の人が気軽に来ていて、安心な所ならもっと早く来れば良かった」というお話をよく聞きます。
肌のアンチエイジング治療は一昔前とは異なり、「ぎりぎりまで我慢し、最後は大きくリフトアップ手術」から「早め早めに小さな治療」へと変わってきています。
洋服のしわやシミも　ついてすぐなら簡単に落ちますが、時間が経ってしまうと　なかなか落ちません。手間ひまがかかった上に、最終的に落ちないこともあります。肌もこれと同じようなところがあり、早めの治療は通院回数やコストが少なく、仕上がりもきれいです。
肌も大切な体の一部。人間ドッグを受けるのと同様に定期的にアンチエイジング検診を受け、早めに対策をし、いつも若々しく美しい肌を保っていただきたいと思います。